LEC 出る順行政書士ウォーク問とはどんな問題集なのか?

ウォーク問 キャリア
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書店の行政書士試験コーナーを見てみると、LECのウォーク問が目立った形で置かれているけど使えるんですか?

もしそうならぜひ買ってみたいんですが…

さて今日はLECより出版されている、出る順行政書士ウォーク問過去問集についての紹介をしていきます。

このLECのウォーク問は私の見た感じですけど、書店では表表紙をこちら側に向けて置いてあるので推してるのかな?という感じがした一冊です。しかし実際に買ったことがない人にとってはどうなんだろうか?と思う人もいるかもしれません。

結果的に私はこのウォーク問を活用したことで2年目の合格につながっています。

そこでLECのウォーク問について具体的な中身から、私が実際にやっていた使い方まで説明していきます。

LECのウォーク問を使ってどうだったか

LECのウォーク問を使ったことで私は、確実に点数アップにつながりました。その理由は、

  • 豊富な問題数によって、演習力が大幅に上がった
  • 本試験と同様に5択形式なので、解き方の練習に役立った

というのが大きいです。

ウォーク問を使う前の私は、演習量も足りておらず知識量も不足していました。しかしこの1冊に向き合ったことで、模擬試験の点数も180点以上をとることにつながりました。

次項からウォーク問の詳細について書いていきます。

LECのウォーク問とは?全体像

始めに大まかなウォーク問の全容を紹介しましょう。

  • LECより出版
  • およそ1200ページ
  • 縦18㎝×横13㎝
  • ページの右側に問題、その裏のページに解答解説

出版は横溝氏の所属しているあの有名なLECからです。ページ数は私が今まで紹介してきた問題集の中で最も多いおよそ1200ページです。持ってみるとわかるんですが、なかなかの重さです。

大きさは通常の他の問題集やテキストと同じくらいですので、カバンなんかには一応入ります。まぁいかんせん重さがちょっと…っていうのはあります。

そしてページ構成ですが、ページを開いて左側に前のページの問題の解答解説、右側に問題が載っているというパターンです。特に何もせずとも問題を解いているときに答えは見えない仕組みになっています。いわゆる赤シート対応にもなっていません。

以上が基本的なスペックとなります。

具体的な中身

では次にウォーク問の具体的な内容を紹介していきます。

  • 憲法138ページ
  • 民法274ページ
  • 行政法495ページ
  • 会社法120ページ
  • 基礎法学45ページ
  • 多肢選択式115ページ
  • 記述式75ページ
  • 本試験同様5択形式

ウォーク問には、法令科目全て+多肢選択式+記述式の過去問が載っています。1200ページ程のボリュームになるのもうなずけますね。

問題数も全て合わせると600問以上にはなりますから、1周回すだけでも相当時間がかかります。

ちなみに問題の形式は本試験同様の5択形式で、合格革命の肢別過去問集とは違います。肢別過去問集はウォーク問の肢をばらして、1問1答形式にしたものです。

合格革命の肢別過去問集については別記事で紹介しています。↓↓↓↓

合格革命 肢別過去問集を徹底解剖

ウォーク問のメリット

ではウォーク問を使うメリットの紹介です。

  • 本試験同様の形式
  • ボリュームがある
  • 多肢選択、記述式の掲載もあり

ウォーク問を使う一番のメリットは本試験同様の形式で、問題を解くことができるということです。本試験は5択形式なのは絶対に変わらないので、その形式に慣れておいた方がいいのは間違いありませんよね。

このウォーク問はその練習に最適でしょう。しかも過去10年分の本試験問題を載せているので問題演習の量は十分にこなすことができます。

そしてさらに択一式に加えて、多肢選択と記述式の過去問も同時に収録されていますのでそちらの練習もこなせるというわけです。

ウォーク問のデメリット

次にデメリットなんですけど、ほぼ見当たらないというのが本当のところなんです。ただちょっと使い方の項目にも通じるところでひとつ挙げてみます。

·肢の1つ1つに向き合う意識が低くなる可能性もある

あえてあげるとすればこの一点かなぁと思います。これはどういうことかというと、選択肢が5つあるじゃないですか?そうするとこれは私の実例なんですけど、

  • 答えを当てるのに注力してしまう
  • 正解の肢、間違った肢だけしか解説を読まない
  • その他の肢は適当に流す

という流れを繰り返していたんですよね。つまり本質的に理解するんじゃなくて、ただ正解することのほうに重きを置いていたんです。これは5択形式というのがそうさせてしまったのかなと振り替えってみると思います。

ちなみにこういうことにならないように、私はブログ内で合格革命の肢別過去問集をすすめています。こちらは5択問題を肢1つ1つに分けているのでしっかり一問一問に向き合うことができます。

もちろん、このウォーク問の5択形式でもそんなことにはならないという人はいるでしょう。そういう方はウォーク問だけでもいけると思います。

以上人によってはということになりますが、デメリットを1つあげてみました。

使い方

私が実際にやっていた使い方をここでは紹介します。

・知識の定着確認
・5択形式に頭を慣らすために使う(5択形式の解き方を訓練する)
・多肢選択と記述式の練習に使う

知識の定着を確認する

これはどの問題集をするにしても当たり前のことではあります。ウォーク問は5択形式ですが、1つ1つの肢を読んで正解か不正解を判断するという作業にももちろん使えます。

いわゆる1問1答式のような使い方をするというものです。ただし私がすすめている肢別過去問集をやりこんだ方は、次の項目からの使い方をメインにすればいいです。

5択形式に頭を慣らすために使う(5択形式の解き方を訓練する)

1点目は知識の定着を肢別過去問集で行って、ある程度仕上がってきたらこのウォーク問で5択形式に頭を慣らす、5択形式の解き方を練習するということです。例を挙げます。

ex)

正しいものの組み合わせはどれか?
1 ア・イ
2 ア・ウ
3 イ・ウ
4 イ・エ
5 ウ・エ

本試験ではよく出る形式の問われ方です。こういうタイプの問題は、肢を全て読まずとも正解を導くことができることがよくあります。

この例でいうとまず、肢のアとイを判断して明らかにアが正解であれば、その時点で5択→2択に絞れるじゃないですか?そうすれば時間短縮になりますよね。

このようなテクニックは1問1答式の問題集では練習ができませんが、このウォーク問では可能です。

多肢選択式と記述式の練習に使う

もう1点は多肢選択式と記述式の練習で使うということです。だいたい多肢選択の問題は他の問題集でも付属的についているものですが、このウォーク問もその内の一冊です。

ウォーク問には過去の本試験で出題された問題が掲載されています。もちろん答えを覚えるということでは意味がありません。

しかし、

  • 多肢選択式では解き方の習得
  • 記述式では、実際に書いて答案を作ってみる練習

をするのであれば十分力をつけることができるでしょう。

多肢選択式・記述式の実力をより高めたいのであれば、TACの40字記述式問題集も使えます(私も使いました)。記述式は全てTACのオリジナル問題なので、より実力がつくと思います。↓↓↓↓

TACの40字記述式問題集を掘り下げる

まとめ

さて今回はLECより出ている出る順行政書士ウォーク問過去問集について紹介してきました。このウォーク問も私は合格するまでの重要な1つのピースだと考えています。

本試験同様の5択形式に頭を慣らす必要が出てくる、特に直前期には威力を発揮してくれるのがウォーク問です。

行政書士試験を受けようと考えているあなたの学習に取り入れていただきたい問題集となっております。活用ください。

ちなみに私の使った他のオススメのテキスト類を紹介した記事です。覗いてみて下さい。↓↓↓↓

行政書士オススメテキスト[5冊紹介する]

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