行政書士試験の合格率ってどうして低いんでしょうか?
30%とかくらいにはならないんですか?
今回は行政書士試験の合格率が低い理由について説明していきます。
行政書士試験の勉強をこれから始めようと考えているor初めて間もないあなた。行政書士試験の合格率がなぜ低いのか理由はわかりますか?私も勉強を開始する前は何故なのかよくわかりませんでした。
ただ合格まで勉強をしたり、実際に本試験を受けてみていくつかそれらしい理由がわかりました。その訳を令和元年度合格者の私が紹介していきます。
行政書士試験の合格率が低くなる要因
私が合格率が低い状態が続いていると感じる理由は3つあります。それぞれ説明していきます。
そこそこの難易度で独学で挑む受験生も多いから
行政書士試験は比較的難易度が低いと言われる試験です。例えば、
・司法書士
・弁理士
といった難関資格に比べれば、チャンスがあるといえます。
その点を踏まえて、ある程度独学でも合格できるだろうと考える受験生は一定数いるはずです。
実際私も行政書士試験の勉強を開始する前に、色々難易度やら合格率について調べていました。そしてそこそこの難易度であるという情報を見つけて、最初は独学という選択肢をとりました。
結局法律初学者の私には独学では無理だと悟ったので、別の方法をとることにしたわけですが。独学で挑むことに関する考察記事もありますので読んでみてください。
誰でも受験できるから
2つ目に行政書士試験は誰でも受験可能であるということです。極端な話、小学生でも100歳の人でも受験できます。
当然ながら色んな人が試験会場にはやってくるということになります。
・記念受験しにきた人
こういった人だって一定数います。誰でも受けられるということは、受験する敷居が低くなります。そうすると記念受験しにきたりする人も混じりやすくなります。
当然こういった人たちはほとんど不合格となります。そうすると合格率の上昇に貢献することはまずありません。
合格率が高いと権威性がなくなるから
最後なんですが、これはあくまで私個人の意見です。100%正しいとは言えませんのでその点はご了承ください。3つ目は出題者側の目線です。
平成29年度の行政書士試験の合格率は、15%を超える結果でした。そしてこの年の合格率をみて言われだしたのが、
行政書士試験って宅建と同じくらいの難易度の試験なんだ!
というものです。実際やってみるとわかるんですが、宅建よりも行政書士試験の方が難しいのは間違いありません。
こういった声を受けて、試験委員会も反省したのかその後の2年は合格率は再び低下しています。
おそらくこれからは、かなり簡単なレベルの年度になることはないと言えるでしょう。いわゆる8士業の中の1つである行政書士ですから、権威性を下げるようなことはしたくないはずですから。
行政書士試験の合格率が低くてもあなた次第で十分合格可能
ここまで行政書士試験の合格率がなぜ低いのかという理由を3つ紹介してきました。この理由を聞いてあなたはどう感じましたか?
なんだかんだ言って、合格できるでしょ!
やっぱりこの合格率の低さでは合格するのは難しいな…
後者の考えを持ったあなた。大丈夫です。あなたの頑張り次第で、十分合格できますよ。なぜなら法律初学者の私でも、あきらめずに勉強を続けたおかげで合格できたからです。
上の合格率が低い理由の部分でも書きましたが、全員が完璧な状態で試験を受けることはありません。冷やかしの人も含まれた状態で、10人に1人が受かるというわけです。
本気の受験生だけで言い換えれば、5人に1人が合格とか、もっと確率はあがります。大事なことはあなたが本気でどこまでやれるかですね。その1点です。
合格率の低さは頭の片隅に置いておきましょう。それで十分です。
法律初学者のあなたには独学よりも通信講座を使うことも検討して欲しい
さて勉強を頑張るといっても、法律初学者がいきなり完全に独学でやっていくというのは想像以上にきついです。実際私も最初独学で勉強して、すぐ挫折してしまいました。
そこで利用したのが通信講座です。通信講座のいいところは、
- 在宅で利用できる
- 値段も通学より安い
- 各社が考えたオリジナルのカリキュラム
- 質問できる
という市販の教材だけでは補うことのできないところまで、サポートがつくところです。
私は合格までにトータル2年ほどかかりましたが、初めから通信講座を利用しておけば1年での合格も十分可能だったと後悔しています。逆に独学で挑戦し続けていたら、今年もまだ受験生だった可能性もあります。
私が実際に利用した通信講座の紹介記事はこちらから読めます。↓↓↓
行政書士通信講座おすすめ[令和元年度合格者が実際使った講座2つ]
まとめ
今回は行政書士試験の合格率が低い要因を3つ紹介してきました。今回のまとめです。
・誰でも受験でき、記念受験する人も混じっている
・合格率を高めにしたくない試験委員会の意向がある
・合格率の低さに関わらず、勉強をやりきれば合格できる
・法律初学者は独学が厳しいと感じるならば、通信講座を使う方がいい
改めて行政書士試験に合格したいのであれば、できることをコツコツ積み重ねていくことが大事です。周りを気にする暇があるなら、勉強する。これを徹底してください。