行政書士試験の対策はどの順番で行うべきなのか?

勉強法・戦略
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行政書士試験対策の勉強を始めようと思います。

でもどの科目から順番に対策していけばいいんでしょうか?

行政書士試験の対策はどの順番で行うべきか?

それでは早速私の考える最適な対策順を紹介しましょう。

  1. 憲法
  2. 民法(家族法·相続)
  3. 行政法(行政手続法·不服審査法·事件訴訟法)
  4. 民法(総則)
  5. 民法(債権)
  6. 行政法(行政法の法理論·国家賠償)
  7. 行政法(地方自治)
  8. 会社法·一般知識(文章理解·個人情報保護法)

どうでしょう。予想していたとおりでしょうか?それともなんでこんな順番にした方がいいの?と感じた方もいるかもしれませんね。

行政書士試験の対策をこの順番ですすめる理由

それではなぜ、上であげた順に進めていく方がいいのかという理由について述べていきます。

憲法は法律科目の基本

まず憲法を最初に持ってきました。なぜならば憲法って、やってみるとわかるんですけどそんなに難しくありません。その他にも、

  • 問題的に応用して出しにくい
  • 人権の分野は判例問題、統治の分野は条文問題と出題パターンがほぼ決まっている
  • 法律初学者でも入っていきやすい

という理由があげられます。

やはり憲法は民法なんかに比べたら、比較的取っつきやすいんですよね。

民法だとぱっと見て、どの分野のことを聞いているのかわかりづらい問題とかあります。でも憲法はそういった問題はほぼありません。

※ただし必ず毎年一問は応用問題がでます。その問題は極端にいえば捨てても問題ないです。残り4問を確実にとりましょう。

そして憲法は大きく分けて人権と統治の分野から出題されます。

人権は例えば、表現の自由や生存権など権利についてです。

統治は、主に国会・内閣・裁判所といった分野は頻出で他には選挙制度なんかからも出題があります。

この主な2つの分野は出題パターンがほぼほぼ決まっていると言っていいです。人権は判例問題が多め、統治は条文問題が多いと覚えておけば問題ありません。

要はあまり応用問題が出ずらく、出題パターンがだいたい決まっていますから最初に取り組む科目としては最高だと考えています。

対策しにくい民法などから始めると挫折する可能性がある

私は行政書士試験の対策をするにあたって、1年目は何も考えずに勉強を始めました。その時最初にとっかかった科目が民法です。

しかし、あまりに難しすぎて勉強からフェードアウトした時期があります。その挫折したときのことも書いてます。読んでみてください。

私の行政書士試験合格までの道のり

ですので一般的に難しめでなんかウェーって思うようなものから手をつけるのはおすすめできません。私のように挫折するのはまだいい方で、最悪行政書士試験自体をあきらめてしまう人もいるかもしれません。

なので取り組みやすい憲法から入って、比較的簡単な分野を攻めて少し自信がついてから民法に入るのが私のおすすめです。

範囲が狭いor重要度が低いものは後回しでも間に合う

最後に会社法と一般知識を持ってきていますが、これらはぶっちゃけ本試験の少し前からでも間に合います。

逆に最初の方で対策したとしても、民法とかで苦しんでる間に忘れますよ。ですので最後に持ってきてます。

会社法は捨てようかなと考えている人もいると思います。そんな方にはこちらの会社法に関する記事を1回読んでみてください。

商法·会社法は捨てていいの?

行政書士試験の対策順を考えずに勉強した私の末路

さてこれまでは対策すべき順番について私の考えを述べてきました。上で少し触れましたが、1年目は全く無計画で民法に突撃して挫折しております。一応記念受験はしましたが結果は…

不合格時の結果

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記述が4点とか話になりません。

記述式の対策についての記事を書いております。読んでみてください。

行政書士試験の記述式対策はどうする?

ですので最初にどの科目、どの分野から対策していくかをしっかり考えることってホントに大事なんですよ。

行政書士試験の対策順を考え直した結果…

それでは1年目の反省を踏まえて順序だてて学習した結果どうなったのか?

合格時の結果

dav

めちゃくちゃきわどいところですが合格は合格です。憲法から徐々に自信をつけていって最後までやりきった結果が出たんでしょう。

まとめ

さて今回は行政書士試験の対策はどの順番でいけばいいのかについて書いてきました。

もちろんこれは私なりに経験したことから提案しているだけで人それぞれ考えがあるのは理解しています。

今回の記事をまとめると、

  • 取っつきやすい憲法から入るといい
  • 民法などの難しいと感じやすいものから入ると挫折する可能性がある
  • 一般知識などは最初に対策しても忘れがちになるので本試験の少し前からでも間に合う
  • 対策する前に計画たててやれば合格できる

ということになります。これまでどういう順に対策していこうかと悩んでいた方。

自分なりにでも、今回私が提案した通りでもいいのでまず頭の中で順序だててから勉強を始めてみてください。

がむしゃらに何も考えずに取り組んでいくよりも、いくぶん行政書士試験対策は進みますよ。ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです。

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