行政書士試験の記述式対策[20点確実に稼ぐロードマップ]

記述式
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記述式で点数を確保するための戦略を知りたいです。

1通り教えてもらいたいです。

今回は行政書士試験における記述式の分野で点数を稼ぐために、あなたがすべき行動をお伝えします。

記述式と聞くと、なんだか難しそうなイメージを持っているかもしれません。私も行政書士試験の勉強を始める前は、同様のことを感じていましたので気持ちはわかります。

そこで令和元年度合格者の私が、記述式の概要から勉強方法・解き方に至るまで必要な情報を紹介していきます。

この記事を読めば、記述式で点数を稼ぐためにどうすればいいのかがわかります。そのまま読み進めていってください。

記述式とはどんなものか?その概要

まずは記述式がどのようなものかを知る必要があります。

・300点中60点の配点
・行政法1問・民法2問
・解答は40字程度にまとめる

出題される問題内容は、択一式と同様です。ただ問われることは、択一式の基本的な部分です。めちゃくちゃ難しい問題も1問だけという程度です。

具体的にどのような問題が過去に出題されたのかなど、出題傾向を概要とともにまとめた別記事です。

行政書士試験の記述式概要

記述式の採点基準は公表されていない

5肢択一式や多肢選択式はそれぞれ1問4点、1問2点と配点が決まっています。一方で記述式は、○○が書けていれば4点というような明確な採点基準が公表されていません。

そうするとどういうことが起こるかわかりますか?合格率・合格者の数の調整に使われてしまうんです。実際私は令和元年度の試験で合格しましたが、もろにこの調整の影響を受けました(といってもいい方の影響ですが)。

これはどういうことかというと、例えば全く同じ解答を書いたとして、

・平成31年度の記述式で書いた答え→5点
・令和元年度の記述式で書いた答え→15点

このように全く違う採点結果になってしまうということです。令和元年度は択一式の法令科目が難しかったので、記述式の採点を甘くして例年通りの合格者数を確保したと思われます。

記述式の採点に関するもっと深い考察記事を書きました。令和元年度の記述の採点がどれだけ甘かったのかというのもわかると思います。

令和元年度行政書士試験 記述の採点について

記述式は難しい…捨てるという考えを持つ受験生もいる

さてここまで読んで記述式は、色々と不確定要素があるものだということを認識したかと思います。そこでこういった考えをもつ受験生もいます。

不確実な記述式を捨てて、確実性のある択一式の対策にすべて時間を使ったほうがいいんじゃないか?

この考え方になるのもわからなくはないです。ただ私の考えは記述式は捨ててはいけないという方にいきつきました。というのも、

・択一式の対策が記述式の対策にもなる
・記述式は部分点が稼げる
・60点もの配点のある分野を捨てるのはリスクが高い

おもにこの3点の考えを持っているからです。

同じく捨ててもいいかどうかで挙げられる、基礎法学や商法・会社法と比べてみても配点は大きいです。さらになにか書けば部分点が稼げるというのも意外と大きいです。

また1番大きな理由が、択一式の対策がそのまま記述式の対策につながるという点です。これはなぜかというと、

記述式で問われるのは、択一式の基本的な部分である

間違いなく言えるのは、3問中2問は基本的な知識しか聞いてきません。基本的な知識や条文を押さえておけば、必ず答えが導き出せます。

記述式を捨ててはいけない理由をもう少し掘り下げて書いてます。読んでみてください。

行政書士試験の記述式は捨てていいの?[令和元年度合格者の見解]

記述式の対策にどんな問題集を使えばいいか

それでは記述式で点数をとるために、どんな問題集や教材を使用すればいいのか?書店に行くとたくさんの問題集が置いてあります。

いったいどの問題集がいいのか、わからないなぁ…

このように私も最初は迷いました。何しろ多いところでは、何十冊とあるからです。そこでもしあなたが市販の記述対策の問題集の購入を検討しているのならば。令和元年度合格者の私が実際に使用したものを紹介します。

・LECウォーク問
・TAC40字記述式問題集
・ユーキャン添削課題 記述式

私が使用したのはこの3つです。それぞれどのようなないようであるかは、別記事で詳しく書いてますのでそちらをご覧下さい。

行政書士試験の記述式でおすすめの問題集3つを紹介する

記述式の解答作成手順

さて、前項で記述式の対策におすすめの問題集・教材を紹介しました。その問題集を使って具体的に何をすればいいのか?それは、

解答作成のやり方を頭にいれ、実際に書いて練習すること

これに尽きます。

それでは記述式の解答作成手順ってどうすればいいのか?私が実践していた方法を紹介します。

1どの分野の問題かを判別
2必要論点を洗い出す
3洗い出した論点を付け合わせる
4解答用に言い回しを変える
5規定の文字数に調整する

まずはこの順序を頭に入れて、そして問題集で実際に書いてみる。これを繰り返し行ってみることが大事です。

こちらの記事では実際の例題を用いて、解答作成の手順を実践して解説しています。例題を使って見るとよりわかりやすいです。

行政書士記述式の解答作成の手順を解説する

記述式ができれば合格の可能性が高まる

ここまで記述式について、対策方法などに言及してきました。私が令和元年度の本試験で180点を超えたのは、記述式で点数を稼ぐことができたからです。

もちろん採点基準が甘い・厳しいということにも左右される面はあります。しかし対策をきちんと取っておけば、必ず部分点を稼ぐことができます。

苦手意識を持たず、逆にボーナスステージだと思えるようにしっかり記述式に向き合いましょう。

まとめ

今回は行政書士試験の記述式について、概要~解き方に至るまで紹介してきました。前項でも書きましたが、記述式は対策を取れば必ず部分点を稼ぐことが可能です。0か100かではなく、30くらいでも点がもらえるんです。

今回紹介してきた項目をそれぞれあなたの中で納得いくまで落とし込んでください。そして実際に解答をあなたなりに書いて練習する。この繰り返しです。

最後に記述のおかげで合格できたと言えるように、頑張りましょう。

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