行政書士試験の勉強をやっていますが、記述式ってやっかいな問題ですね…
おもいきって捨ててしまって、他の択一式の学習にあててもいいですかね?
前回は記述式の採点について書きました↓↓↓↓
行政書士試験 記述の採点は年によってなぜばらつきがあるのか?
今回は行政書士試験の記述式は、捨ててしまってもよいかという疑問にお答えします。
私は2回目の挑戦で行政書士試験に合格しました。
かくいう私も勉強を始めてからしばらく経って、記述式って難しすぎないか?と考える時期がありました。
そうするとどうしても、記述式は捨てて他の勉強時間にあてたほうがいいんじゃないのかという思考になりがちです。
なのであなたの記述式を捨てようと考える気持ちはよくわかりますよ。そこで実際に合格した私の経験をもとに、記述式に対する見解を紹介します。
行政書士試験の記述式は捨ててもいいのか?
結論:絶対に捨ててはいけないです。
私は令和元年度の本試験において、記述式で36点取ることができました。記述抜きでは152点と少し厳しい状態だったのですが、記述の36点のおかげで合格点を超えました。
もし記述式を完全に捨てていたら、今現在も行政書士試験の勉強に励んでいることでしょう。それでは具体的に記述式を捨ててはいけない理由について見ていきましょう。
行政書士試験における記述式の配点は大きい
まず記述式の占める点数が、300点中60点もあるということです。つまり試験全体の得点の20%にあたります。これを改めて見てみると、結構な配点があることがわかりますよね。
たしかに司法書士受験生・司法試験受験生などは、記述式抜きで180点を超えてくる場合もあるでしょう。しかし法律初学者のあなたには、それはかなり厳しいものであると言わざるを得ません。
記述式を捨てずに勉強して、点数を上積みする必要があるでしょう。
記述式は部分点で点が稼げる
次に記述式は部分点で点数が稼げるということです。これって、かなりおいしい仕組みだと私は感じていました。普通択一式というのは、
しかありえません。しかしこの行政書士試験においては、記述式という形式の問題があるおかげで、○か×に加えて△も出てくるということです。
記述式の本質は暗記ではなく理解である
3つ目はこれどういうことかわかりますでしょうか。要は理解力が点数に直結するということが言いたいんです。
市販の問題集などに掲載されている問題はそのまま本試験に出ない
ここで大事なことをお伝えしておきます。
- 市販の記述式問題集・模擬試験
- 通信講座の記述式問題集・模擬試験
- 予備校の記述式問題集・模擬試験
これらの教材等に掲載されている問題の答えを丸暗記してもほぼ意味ありません。これは憶測になりますが、試験委員会はこれらの教材をすべてチェックしていると思われます。
なぜそう思うのか?それは過去に全く同じ問題が出たということは滅多にないからです。
択一式の対策が記述式を解く力を養う
それでは暗記ではなく理解が必要とはどういうことか?
その前に、記述式の問題は基本的に特別難しい問題というのは出題されません。問われるのは基本的な知識です。ただその基本知識を事例に当てはめて、答えを導き出す作業が難しく感じる要素ではあります。
ですので大事なことは1つ1つの知識を理解していくこと。つまり普通に択一式の対策をしていけば記述式の力も自然とついてくるということです。
こう考えると、そもそも記述式を捨てるという発想がもったいないと思いませんか?
まとめ
今回は記述式は捨ててもいいのか?という疑問に答えてきました。今回の話をまとめると、
- 記述式は捨てないこと
- 記述式の得点は試験全体の20%を占める
- 部分点で稼げる
- 書店の記述問題集に掲載の問題の答えを丸暗記しても意味ない
- 択一式の対策がそのまま記述の力になる
ということです。この記事を読んだあなたにはぜひ、記述式を捨てるという考えを捨ててもらいたいです。
続いて記述式の学習におすすめの問題集を紹介します↓↓↓
記述式のまとめ記事はこちら↓↓↓↓